値段はけっこう高い消耗品のT字のカミソリ替刃。
そんな替刃なので、できれば寿命を長く伸ばしてコストをおさえたいところです。
そこで、こちらでは替刃を長持ちさせるカミソリのお手入れ・保管方法を解説いたします。
このページの目次
刃の寿命が短くなる原因
そもそも、カミソリの替刃の寿命が短くなるいくつかの原因があります。
まずは、
- 毛のカス
- 皮脂
- 湿気
これらの「汚れ」や「水分」で酸化してサビとなり、交換せざるをえなくなったりします。
そして、
- 衝撃
- ヒゲ以外の物に刃をあてる
これらの替刃の「直接ダメージ」によって刃がかける、刃が変形するといったことが起き、替刃の寿命が短くなったりします。
この点を注意して使うことで、替刃の寿命を伸ばすことができます。
カミソリ替刃を長持ちさせる髭剃り手順、保管方法
それでは、実際にカミソリ替刃のメンテンスの方法を紹介します。
しかし、寿命をのばすには、使った後のメンテンスだけをやればいいわけではなく、実際に髭剃りの段階から始まっています。段階的に守るべきポイントをみていきます。
1.髭を剃る前準備
1-1.適正に髭がのびた状態でそる
髭がのびまくっている状態でカミソリを使うと、刃を大きく痛める要因になります。
多くの硬い毛がびっしりで、刃にかかる負担が大きくなるからです。特に髭が濃い人なら、そうとうな負荷でしょう。また、多い毛は、通常より刃の間に詰まりやすくもなり、使い終わって洗っても毛カスが残りやすくなります。
髭がのびまくる前に、定期的にそって下さい。
1-2.顔を洗っておくことで皮脂をおとしておく
皮脂は、刃を汚しサビの要因になります。
先に落とせる皮脂は、顔を水で洗っておくことで落としておきましょう。
1-3.髭をやわらかくして、カミソリ替刃への負担を減らす
乾いたヒゲは銅線と同じくらいの硬さといわれていますので、乾いた状態では相当な負荷が刃にかかります。
なので、そる前に髭をやわらかくしておくと、カミソリ替刃への負担を減らすことができます。
顔をタオルで蒸らしたり、シェービング剤などを使い髭を柔らかくしておきましょう。
もちろん、それによって剃りやすいというメリットもあります。
2.髭を剃っている最中
2-1.こまめに水で洗いカミソリに入った髭を落とす
あまり洗わないで何度もそっていると、毛カスがつまりやすくなり、なかなか取れにくくなります。その詰まった汚れのせいで刃に負担をかけます。
髭のつまりを減らすために、何度かそったらなるべく水(またお湯)で洗って下さい。
こまめに洗うことで詰まりを減らすことができます。
3.髭をそった後のメンテナンス
3-1.水洗いをする
髭をそりおわった後は、カミソリを水洗いして下さい。
蛇口からの流水で洗ってもいいですが、コップまたは洗面器などに水をためて、素早く動かすと流水より刃にはいった汚れが落ちやすいです。
シェービング剤にジェルを使っている場合は、水では中に入ったジェルが落ちにくかったりするので、その場合は「お湯」で洗うと取れやすいです。
そして、洗い終わったら、カミソリをふって水をはらって下さい。
ちなみに、以下のよくやってしまいがちな点を注意してください。
注意点
- 毛カスをとろうと、カミソリ部分を洗面台にコツコツたたきつけない
刃やパーツが変形することもあるのでNGです。 - 歯ブラシなどで毛カスを取り除かない
ブラシで刃をいためたりします。
3-2.自然乾燥させる
そして、水をはらったら、後は自然乾燥をしてください。
専用のカミソリ立てがあるなら、そこに立てておくのも良いですね。
ちなみに、以下のよくやってしまいがちな点を注意してください。
注意点
- タオルなどの布でふかない
布でふくと刃を痛めるのでやめてください。また、デニムでこすると良いという話もあるがオススメしません。ちなみに、本体ホルダーはタオルやティッシュでふいてもよいです。 - 温風ドライヤーで乾かさない
熱でプラスチックや刃が変形することもあるので。「冷風」ならよいですが。 - 替刃に変なものを塗らない
オイルで塗るとよいという話もありますが、オススメしません。カミソリの替刃は直接肌にあたるものなので、刃について成分によって肌にどんな影響があるのか不明ですので。
3-3.カミソリの保管場所
そして、最後は保管場所の注意点。
高温・湿気の少ない場所に保管してください。
もちろん、湿気が多いお風呂場はサビやすくなりますので、絶対に置かないで下さい。また、高温・多湿な場所だとスムーサーが溶けることもあるので注意です。
マメにプラスチック容器に「乾燥剤(シリカゲルなど)」を入れて、その中にカミソリを管理している人もいますが、そのような保管方法も良いです。そこまでは面倒だと思いますので、強くはおすすめはしませんが。
まとめ
メーカーが推奨するお手入れ・保管方法としては、単純に水洗いして、布でふかず、自然乾燥して、湿気のないところに保管というところが多いです。
ネットでは裏技的な方法が紹介されたりしてますが、メーカーもいろいろ実験した結果で推奨していると思いますので、基本的には推奨されている方法をオススメします。
しかし、管理をしっかりしても、やはり寿命はやってくると思います。
そこは消耗品なので、潔く交換という形で対応するしかないですね。
それでは、カミソリのお手入れ・保管方法。替刃の寿命を長く伸ばすメンテンスでした。